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本に関わる仕事をしてます。本たくさん読みます。

孫正義最高!って気分の時に読みたい本。ソフトバンク、名言、ノンフィクション等

熱狂的な孫正義氏のファンっていますよね。またそうでなくとも、ソフトバンク自体の成長は過去において実績十分すぎるほど、No.1メガベンチャーとしてそれとなくウォッチし続けている人もいるはず。気づけばプロ野球球団を抱え、NTTドコモの営業利益を抜き、アリババも、パズドラを抱えるガンホーも、ソフトバンクに組み込まれている。パズドラはさすがにピークアウトするとしても、子会社化したときには「持ってるな~」って思ってしまったものです。さてそんな孫正義氏について、割と最近の本の中から選書しました。孫正義氏、最高っ!という気分の時にぜひ手にとって見て下さい。

志高く孫正義正伝新版(実業之日本社文庫):井上篤夫:本

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気になったレビュー

本日(1月31日)発売された『志高く孫正義正伝新版』をすぐに読みました。

完全版は何度も読み返していますが、新版では、第三部が新しく書かれ、貴重な話が盛りだくさん含まれています。

孫社長の数々の大切な意思決定の瞬間、改めて大変勉強になりました。

出展
ソフトバンク、そして孫正義氏のご活躍で元気がもらえるのって、ひとつはものすごく高い目標を打ちたて、それに向かって邁進する姿。これってつい目の前のものに取り組みがちな私達の目線を上げてくれるし、実際に目線が上がるとチャンスも広がるから、彼の生き様をみるだけで元気になるんですよね。
もう一つは、実際にそのようなとんでもなく高い目標があるからこそ、高次元での意思決定ができると。
書籍としては、孫本人が初めて公認した「正伝」 ということで内容に期待ができることと、Pepper(ペッパー)はじめロボット事業、それからアリババまでが話に含まれているので、まさしく孫正義最高!って気分なら買いかなと。

孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない:大西孝弘:本

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アリババ上場の含み益、脱原発に東電との提携、買収した米携帯電話スプリントの今後の展開。

この5月までに孫さんが決断をしてきた様々なターニングポイントが語られ、そしてクリアし続ける人生の設計図に、今まさに次のステージが求められてることがとても判りやすくそしてテンポのいい文体で、一気に読ませて頂きました。

孫さんの情熱、東日本大震災での我を忘れる衝動と活動、ジョブスをはじめとする世界中の多くの重要人物との交流、そして個性あふれる側近たち。

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出展
そうそうコレコレ、孫正義氏に関連する本を読んだり、武勇伝を見聞きするにあたり、全然満足してないあたりも刺激になるんですよね。スプリント(アメリカ事業)の問題、ソフトバンク自体の大企業病など、ソフトバンクのネガティブ方面も把握してくと、一層、ノンフィクションとしてのソフトバンクを一望できます。なお、巻末に激アツの男・ファーストリテイリングの柳井 正氏のインタビューが付いており、これだけで本書の価格の半分くらいの価値があります。

週刊ダイヤモンド2015年1/24号「雑誌]:ダイヤモンド社:本

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最近、活動の舞台が米国、スプリント買収になったことで、ちょっと日本では大人しい印象すらある、ソフトバンクの孫社長、ソフトバンクの最新動向の特集号。

特集で扱われている内容は、主に2014年後半から2015年1月までの内容なので、1年~数年ぶりにソフトバンクの動きを読む場合には、2014年3月末までソフトバンク社長室長を務めた嶋聡氏の「孫正義の参謀―ソフトバンク社長室長3000日」を読んでから、この特集を読むと、書かれていることの行間を含めて、ソフトバンクの動きを知ることができる。

10年前、20年前にはラッキーボーイだ、博打打ちだという印象のあった孫社長だが、実際にはドリーミーともいえるビジョンに、非常に緻密な投資戦略、実行力、資金力の裏打ちを得て、経営者としての力が極めて高いことが明らかになっている。

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出展
ニケシュ・アローラのインタビューは、「FAで入団した野球選手のインタビュー」みたいなものでどうでもいいのですが、スプリント買収を中心とした最近のM&A活動(及び、アメリカ戦略)と、次の展開を睨むインドあたりのお話が収穫かなと。

あんぽん 孫正義伝:佐野眞一:本

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まず、多くの方が指摘している通り、孫正義伝と言うよりはその祖父母・両親の歴史が中心となっており孫正義その人に対する食い込みが物足りなく思えるところ。

実際、単なるパソコンソフトの卸売商でしかなかった孫が、いかにして通信分野に進出し、日本屈指の起業家になったのかと言う部分には殆ど触れられていない。

確かに孫の両親の物語は非常に興味深く、面白かったが、それが今の孫を全て形成しているかのような物の書き方には非常に違和感を覚える。

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出展
孫正義氏についてたまに語られる在日韓国人の両親にまつわるお話。彼は何人なのか?韓国のスパイなのか?上記レビュー者によるとおり、孫正義氏の武勇伝はあまり触れられていないが、それはどこでも読めるので問題なし。(それに期待しちゃうと期待はずれなのもわかるけど。)本書でなによりも得られるのは、彼の出生にまつわるもやもやは、全てこの本でスッキリする、ということです。

孫正義の参謀:ソフトバンク社長室長3000日:嶋聡:本

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ソフトバンクの孫正義の参謀を自認する落選議員のロビーイング活動記です。

孫正義は自身が述べているように貧しい在日朝鮮人の家に生まれ、高校を中退しなければならなくなったのを機にアメリカに留学、起業して日本に凱旋してから規制への挑戦で今日のソフトバンク帝国を築き上げてきたのであるが、その傍らで政府や役所との間の調整に当たっていたのが、本書の著者である。

元議員、松下政経塾出身という経歴を活かしての工作なのであろうが、我が国企業の弱点とも言われる政策無き工作の典型の連続で、ロビーイング大国アメリカでのスプリント買収の許可を巡る工作もお粗末に尽きる。

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出展
主に、孫正義氏の思考回路やボーダーフォン買収の話を把握できるこの本は、確かに数少ない側近視点からの本という意味で読み応え、質の高さともに、良い読書体験が約束された本です。そして、スプリントでは大成功とはいかなかったロビー活動であるが、そもそも普通のビジネス活動をしているうちにはなかなか「違う次元」と思ってしまうロビー活動について、「ロビー活動って何してるの?」という視点からしても、この仕事の疑似体験ができます。
本の面白さにはいくつかあると思いますが、成功談でも失敗談でもいいので「未知の職業を疑似体験できる」があると思っていて。参謀と自称されてまったく違和感のないあらゆるミッションを来なした嶋 聡氏のご活躍、前のめりで読んでみるといいことがきっとありますよ。(またはミッション・インポッシブル的なノリで読んでも、面白い。)

孫の二乗の法則孫正義の成功哲学(PHP文庫):板垣英憲:本

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気になったレビュー

ブレて良いことと良くないことを明確にする必要性を強く感じるとともに、自分なりのこのような25文字の哲学のフレームワークとも言えるものを持っているからこそ孫氏のブレない姿勢と有言実行の行動が導き出せているのだと強く感じた。

このところ電力事業参入等で、「利権云々!」とまた妬みの嵐が渦巻いているようですが、全体としては良くなればいいはず。

ADSLも固定電話も携帯も結局孫さんの存在が世界最先端かつ最安値に近いサービスをもたらしている。

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出展
孫正義氏の関連本を読み、さて自分のアクションになにか役立てたいと思う人は、彼が行動指針としている「兵法」は見る価値があります。というか、もし孫正義氏を憧れにしているビジネスマンがいて、本書を知らないのであれば、「えっ何を読んできたの?」ってリアクションしてしまうくらい、本書(またはこの中にある「孫の二乗の兵法」)は有名だし、本もとても売れています。
「孫の二乗の兵法」のなか、心構えに「風林火山海」がありますが、私はいまのところ「山」しか出来てませんね。動かざるごと山のごとし。このブログをはじめて、少しは世界が広がったかな。。。