BOOKUMA的おすすめ書籍ランキング

本に関わる仕事をしてます。本たくさん読みます。

株投資の初心者におすすめしたい5冊の本

私も株式投資は嗜む方で、デイトレートに挑戦したこともあれば、現在はある1銘柄をガチホールド中ですが、このアベノミクス相場において通算成績は悲惨な様です。欲との戦い、すなわち自分との戦いが主な「投資」の世界で、先人たちが考えていることを、もう少し早く理解できていれば。なお、短期投資から長期投資、ファンダメンタルズからテクニカルまで、いくつか分散してピックアップしています。

デイトレード:オリバーベレス,グレッグカプラ,OliverVelez,GregCapra,林康史,藤野隆太:本

 

気になったレビュー

まず、この本は投資テクニック本では無いということです。

訳者によると、この本は2部構成の内の第1部で『心構え編』で、第2部は『スキル編』なのだそうですが、その内容がアメリカのことばかりで日本人には馴染みがないと判断したため割愛したそうです。

よって、投資テクニックを求めている方にとっては満足できない内容かもしれません。

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出展
「デイトレーダー」とは、特に仕事に疲れた時などになかなか憧れる職業でありますが、その前提条件や心構えがわかります。主には、誰が相場の主役なのかという話と、冷静沈着に判断しようという話です。なお、英語版のほうでは「テクニック編」が収録されているのですが、こちらには無いので、「心構えの話である」と認識の上手にとっていただければと思います。

敗者のゲーム〈原著第6版〉:チャールズ・エリス,鹿毛雄二:本

 

気になったレビュー

資産運用の世界は無数の優秀なプロが競い合うようになり「勝者のゲーム」から「敗者のゲーム」に変わってしまった…。

「勝者のゲーム」は勝つための行動が勝敗を左右するゲームであり、「敗者のゲーム」はミスに勝敗が左右されるゲームです。

いかにして負けないようにするか?そこでインデックス投資が提案されています。

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出展
個人投資家のための本です。自分の資産を守るための方法が提示されており、個人的には、投資で失敗する前に読んでもイメージが湧きにくいとは思った(どちらかというと、身を焦がす失敗をするほど、共感するというか)のですが、とはいえ過去の自分に会えたら無理やり読ませる本ですね。

投資バカの思考法:藤野英人:本

 

気になったレビュー

投資関連書籍を数十冊程度読んでいくと著者との相性が合うものと合わないものが出てきます。

そうした判断は悪く働くと自分が見たいものを探すだけになってしまいますし、合わないものの中にも正しい物の見方があります。

自慢話(偶然儲かっただけの著者)や利益誘導(あやしげな投資ファンドへの誘いが最後の章に詳しく掲載される。

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出展
今やカリスマファンドマネージャーとして知られる藤野英人氏の著作ですが、「投資テクニック」ではなく「投資の考え方・視点」を提供してくれる機会が多く、また読みやすいのも嬉しいところ。

投資家が「お金」よりも大切にしていること(星海社新書):藤野英人:本

 

気になったレビュー

ひふみ投信の藤野さんの著書。

思わずうなってしまう良書。

投資家というよりも、人間としてのあるべき姿を説いているようにも思う。

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出展
藤野英人氏の本2冊目の紹介ですが、最終的に投資家は何を考えているのか?この方は機関投資家という役割を持つ人であり、個人投資家とはまた違うとは思うのですが、それでも投資の中に人間性を求めようとする姿勢は、冷徹・冷静を求められる(というイメージを持っていた)投資の世界に置いて、救いになる本でした。

賢明なる投資家-割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法:ベンジャミングレアム,土光篤洋,BenjaminGraham:本

 

気になったレビュー

ウォーレン・バフェットの師匠の著作です。

本書が世に出たのは1949年であり、その後半を重ねて世界中で読み継がれています。

著者のシンプルでオーソドックスな投資哲学が紹介されています。

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出展
さて最後に紹介するのは古典のような本ですが、手に取らずに投資をすることがいかに危険か、今ならわかります。例えるなら自動車を運転するときに、バックミラーとサイドミラーが無いような感じか。(例えがあってるかどうか・・・)内容としては高度な部分もあり、投資をする前に見てもちんぷんかんぷんかも。ぜひ、投資をしながらでもいいので、触れて欲しい一冊。