未来予測本まとめ。2050年の世界、日本はこうなる8選
未来本、または未来予測本という人気ジャンルがあります。膨大なデータに裏付けられなければ世に出てこないため、作品数が少なく良作が多いのも特徴。だいたいは日本にとってネガティブな予測が多く、それに備えてどうアクションをしようか思案するところなのですが、読み物としてはSFチックな気分も味わえます。 2050年を中心に2030年~2100年まで、順に見ていきましょう。
2030年世界はこう変わるアメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」:米国国家情報会議,谷町真珠:本
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本書の評価であるが、一言でいえば「無難」ということになろうか。人口統計などの動かしがたいトレンドを追っており、また、専門家の知識を動員して、食料、エネルギー、イデオロギー動向などの確からしい動きを積み重ねて予測をしているので、どの予測プランも確からしいと感じる。
出展2033年地図で読む未来世界:ヴィルジニー・レッソン,VIrginieRaisson,田中裕子:本
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この本の主役は全体の半分の分量を占める美しい統計図表と地図であり、文章はそれを解説する脇役である。
未来予測の類書では、少数のケースを取り上げることでかえって全体が見えなかったり、誤ったイメージを読者にもたせてしまうこともあるが、本書では、あくまで統計数字にこだわるという基本に徹している点が評価できる。
統計を中心にすると、数表やグラフばかりになり、とっつきにくくなりがちだが、本書のビジュアル表現は、これ以上ないほど美しく、眺めるだけで楽しめるほどである。
出展2035年の世界:高城剛:本
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これを読み終わった後すごくぞっとした。
それはこの本の内容が割と現実的に聞こえたからだ。
デザイナーズベイビー水戦争電気のWiFi化など現段階では信じられないような出来事をこれでもかと挙げていく高城さん。
出展2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代:ローレンス・C・スミス,小林由香利:本
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原題は『TheWorldin2050:FourforcesShapingCivilization'sNorthernFuture』「2050年の世界:北の未来の文明を形作る4つの力」本書の論旨は簡単である。
地球上で2050年までに発展していくのは、著者がニュー・ノースと名付けたアイスランド、デンマーク領グリーンランド、ノルウェイ、スウェーデン、フィンランド、ロシア、カナダ、アメリカの北部など北極点を囲む北緯45度以北の地域である。
出展2050年の世界―英『エコノミスト』誌は予測する:英『エコノミスト』編集部,船橋洋一,東江一紀,峯村利哉:本
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雑誌「エコノミスト」の編集部が2050年の世界を予想した本。実際にそうなるかは別にして、予測されている内容と根拠は洞察力に富んでいるものが含まれており興味深い。取り上げられているのは、人口の変化及び人口配当による成長、病気と医療、女性の地位、ソーシャルネットワーク、言語と文化、宗教、地球温暖化、軍事、民主主義、高齢化と国家財政、新興市場、グローバリゼーションとアジア、貧富の格差、イノベーション、バブルと景気循環、科学の進歩、宇宙開発、情報通信技術、といった内容である。
出展2052今後40年のグローバル予測:ヨルゲン・ランダース,竹中平蔵解説,野中香方子:本
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未来予測の本はこの2〜3年だけでも4冊程度購入しましたが、これがベストと思います。未来予測では強引に自説に都合の良い解釈をしたり、逆に中立過ぎて参考にならないものが多いのですが、この本の著者は、これまでの経験から恐らく悲観的な将来が避けられないとしながらも、その悪影響を軽減することは可能であると述べている。
出展2100年、人口3分の1の日本(メディアファクトリー新書):鬼頭宏:本
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歴史人口学という学問が、こんなに面白いものとは知らなかった。今までの歴史で、日本に起きた人口減少は必ず「文明の成熟化」 に伴う現象だったと言う。「人口という視点から未来の日本社会の姿を考察」 している。
出展2100年の科学ライフ:ミチオ・カク,斉藤隆央:本
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100年後に科学がどこまで発展するのか、一流の科学者でもある著書がノーベル賞受賞者を含む300人の科学者をインタビューした成果をもとに様々な観点から考察をしていきます。
ツカミとして神話から入ったり、文章もおもしろくてスラスラ読めます。
多少難しい内容もありましたが、文系の自分でも読み通すことができました。
出展