BOOKUMA的おすすめ書籍ランキング

本に関わる仕事をしてます。本たくさん読みます。

20代社長のとんでもない苦労を綴った本

20代のうちに、人格がねじ曲がるような挑戦・挫折・失敗をしてきた人たち。その後人生がどのように羽ばたいていくのか、経験の価値だけ私達とは差が開いていくのでしょうね。ならばせめて、主に自伝で綴られる「20代でのとんでもない苦労」を、疑似体験させてもらおうではありませんか。 一部、出版年月日が30代になってからの書籍もありますが、主に20代の頃に起こった苦労が綴られています。また今回は20代になるべく限定したため、例えば堀江貴文氏は主に30代での活躍が記されている書籍が多く、今回選書からは外れています。

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉(幻冬舎文庫):藤田晋:本

 

気になったレビュー

赤裸々すぎて素晴らしい。

勢い"だけ"でやってきたんだな、と思った。

彼のような人が企業しても9割9分つぶれる、本を読んでそう思った。

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出展
31歳ころに出版された本で、すなわち最年少上場をさせた26歳の頃でさえ道半ばの状態に書かれています。その8 年後、サイバーエージェントが一旦完成度を増した後に出版された「起業家」(2013年4月)の書籍では、「前作の【渋谷ではたらく社長の告白】ほうが生々しくて面白い!」というレビューが多くつきました。サイバーエージェントがどうなっていくのか誰もわからなかった頃、過渡期に書かれた当時の荒く熱い雰囲気が伝わってきます。突出した20代が、突出したステージに歩を進めると、やはり出会う苦節も突出していると。

リブセンス〈生きる意味〉:上阪徹:本

 

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前近代的な起業家や経営者みたいに、今後は年商うん億円にしてやるとか、そういう話がほとんど出てこない。

六本木ヒルズにオフィスを構えたいだとか、従業員を何千人にしたいとか、そういううわっつらのスペック的な話は皆無。

別に清貧を気取っているわけではなさそうだ。

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出展
サイバーエージェント社の26歳(正確にはその後のアドウェイズ社26歳2ヶ月)を超す25歳での最年少上場を果たした、リブセンス村上氏。ライターの取材に基づく出版であり自伝ではないものの、そして苦労話は主だったものはないものの、彼の価値観や、そこに新世代・ニュータイプのビジネスパーソンの姿を描かずにいられないところです。

ウィルゲート逆境から生まれたチーム:小島梨揮:本

 

気になったレビュー

若い経営者というのは私にとって尊敬するべき方々ではありますが、例えば平成になってから創業し、一度は年商が数億円になったとして、その後10年以上その状態を維持した企業というのはどれだけあるでしょうか。

びっくりする程に少ないものです。

正直申し上げて、運がいいだけでも一度は成功できる。

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出展
リブセンスと同じく「SEO対策」がこの頃の20代前半の若者にとって莫大な市場ニーズとの距離を縮めるなか、ウィルゲートの小島氏もまた、「SEO対策」すなわち検索エンジン市場の拡大に乗り成功を収める。しかしながら、雇った社員に恨まれるリーダーの壮絶な苦悩は、やはり自分事に置き換えると体中が痒くなる感覚に見舞われるもの。彼も全身を針で刺される感覚で過ごしただろうし、その経験があるからこそ「ウィルゲート」の未来は明るいのではないでしょうか。
20代で未熟だったから、彼は一度失敗したのか。恐らく違くて、30代であろうば40代であろうが、人間力の未熟さとの戦いはあるのではないかと思うと、もはや彼は人生の先輩のように思えてくるものです。

30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由:杉本宏之:本

 
これも強烈な20代ですよねー。レビューでは淡白な感じの文章が気になるという声もあったものの、私はストーリーに没入してしまい、爆速で読めました。ゼロから起業し、着々と会社を大きくしていくプロセスも克明に描かれており、起業体験記としても読めるので一石二鳥ではないでしょうか。

追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた:松島庸:本

 

気になったレビュー

企業家の創業時の想いが、企業が成長していく中で、意図せずとも歪んでいくプロセスが明快に書かれています。ベンチャー企業の中に、投資ゲームをするプレイヤーが入り込み、やがて徐々に資本構成が変化していく中で、意図せざる結果に至った様子が手に取るようにわかります。

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出展
26歳の若さで、日本企業として初の日米同時上場(米国NASDAQと東証マザーズ)させたクレイフィッシュ社元社長の、松島 庸氏の自伝。これも相当ヘビーな原体験です。自分の会社を奪われるって、まるで自分の体中を知らない人に触られる気持ち悪さ、拒絶感が頭をよぎります。

こんな僕でも社長になれた:家入一真:本

 

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いいレビューがついていても、読んでみるとそこまでではないという経験をこれまで沢山してきましたが、この本に関しては、これだけの評価を受けていることがよくわかりました。

軽蔑されるのが怖くてこれまで過去のことを語らなかったと筆者は書いていますが、苦しんだこと、そこから一歩ずつ出来ることを積み上げていく様から、実直な人柄が伝わってきました。

途中からその半生を一緒に歩いているような錯覚に襲われ、最後は涙が止まりませんでした。

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出展
家入一真氏のことをあまりよく知らないと、「2014年都知事選に出馬した若い兄ちゃん」というちゃらい印象しか抱かないかもしれませんが、やはりネット業界を見守ってきた人からすればレジェンド級。2007年(当時28歳)に本書を上梓されました。過去を赤裸々に明かした内容には、弱かった彼の人物像が描かれており、レビューでも高いスコアを記録した良書となっています。

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アフリカビジネス、BOPを理解するオススメ本

21世紀はアフリカの世紀とかつて言われていましたが、当面は底辺層とのインドやインドネシア等がBOP(ボトム・オブ・ザ・ピラミッド (Bottom of the pyramid))の主役になりそうな予想もあります。とはいえ、最後のフロンティアとも呼ばれている大陸の動向は、教養としても常にチェックしておきたいもの。 私はアフリカに行く用事は当面無さそうなのですが、ビジネスチャンスにはワクワクしますし、現地で頑張っている日本人の話も元気がでます。そのような本を集めてみました。

アフリカ苦悩する大陸:ロバートゲスト,RobertGuest,伊藤真:本

 

気になったレビュー

アフリカがどうして発展できないのかという問題を、南アフリカ駐在のジャーナリストが細かに書いた本。

私のようなアフリカに対する知識ゼロの人にもわかりやすいように、非常に細かいところまでやさしく書かれている。

特に著者の専門でもある経済的な視点からの切り口はすばらしい。

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出展
2008年の本ですが、現在も活きている内容の深さ。すなわち、賄賂を中心とした腐敗した政治、道路が整備されないので物流の発展も困難、耐えない民族対立など、アフリカの問題点を浮き彫りにしています。

プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!:石川直貴:本

 

気になったレビュー

話としては面白いが、具体的なアフリカでの仕事の中身が分からない分実感がわかなかった。アフリカという市場の魅力に関しては伝わってくるものがあったが、やはりそもそもアフリカという場所を良く知らない僕として理解力が不足していたということか。

出展
信憑性の薄さは指摘されているのですが、それを補ってあまりある「アフリカンビジネスのあるある集」は、臨場感が伝わってきます。賄賂、盗難、逮捕などを通じ苦難を重ねた末にビッグチャンスをものにしている様は、BOPビジネスの疑似体験が味わえます。

日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る:なぜ、日本企業の防虫蚊帳がケニアでトップシェアをとれたのか?:浅枝敏行:本

 

気になったレビュー

農薬を得意分野のひとつとする住友化学が開発したポリエチレンの殺虫剤練り込みの蚊帳「オリセット」。

そのひとつの工業製品に関わった方々とWHO推奨製品として、そしてその後に小売として市場に販売展開するストーリー。

人道的な意味合いと、アフリカが市場という特異性がトピックメイキングな内容であるが、開発から企画、製造、そしてマ-ケティング、販売にいたる紆余曲折をともなう、艱難辛苦のプロジェクト遂行とその成功物語に際立った目新しさはない。

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出展
アフリカビジネスといえば、上述の通り「危険が伴う」と言われていますが、日本らしいプロファクトを普通に流通させた事例として参考になります。キャッチーな書籍タイトルとは裏腹に、普通に高い水準のビジネスオペレーションをアフリカで展開した、という話であると理解をしています。つまり、時代は進み、アフリカンビジネスとはすでに、危険を犯す冒険者のものではなくなってきている、とも理解をしました。

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記(講談社BIZ):山口絵理子:本

 

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この人ほんとにすごい。

心から応援したい。

こんな日本人がいることが嬉しい。

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出展
少し前の本なのですが、そしてアフリカビジネスではないのですが、舞台はバングラディッシュ。主役は女性。BOPビジネスにおいて身ひとつで飛び込むサクセスストーリーは爽快なものですが、やはり「プータロー」の例と同じく、日本ではありえない様々な困難に衝突します。ビジネスノウハウ、ビジネスのヒントを探る本というより、彼女のパワフルな活動から元気をもらう本です。

池上彰のアフリカビジネス入門:池上彰:本

 

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内容見たら、アフリカの今後の経済動向が、良くなると思い。

FXのアフリカランドを、購入しました。

出展
池上彰氏のビジネス本は、内容が簡単すぎて情報が断片的だったり、時に期待はずれもありますが、みんなが無知なアフリカビジネスの類いとなるとやはり本領発揮でしょうか。なかなか評判がよいのです。

BOP超巨大市場をどう攻略するか:小林慎和,高田広太郎,山下達朗,伊部和晃,野村総合研究所:本

 

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アジア、アフリカ、南米には、必死に生きている何十億というBOPの人たちがいる。

彼らには、Japanブランドの高級高額な商品を購入できるだけの購買力はない。

しかしながら、彼らは、よりよい生活を求め、日々必死に成長を続ける、活力あふれる、膨大な数の購買層なのである。

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出展
携帯電話、テレビ、自動車にバイク、年収30万円未満のなかBOPと呼ばれる低所得者層が揃って持っているアイテムであります。この書籍は、現地で活躍した日本人の話というよりは、BOP自体のことを知るに十分な取材を重ねたうえで編集されている「入門書」といっていいのではないでしょうか。「百聞は一見にしかず」とはいうものの、アフリカに行く勇気も用事もない私達は、先んじて調査に出向いた日本人にリスペクトの念を抱きつつ、明日のBOPビジネスに思いを巡らせるところです。

謎の独立国家ソマリランド:高野秀行:本

 

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ルポルタージュといってもいいし、探検記といってもよい。

冒険・政治経済・安全保障・国際問題・民族問題・海賊問題などさまざまなテーマが詰め込まれ、500ページほどの本がすいすい読める。

崩壊国家として名高いソマリアを北から南下。

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出展
ソマリランドという独立国家があり、日本人には全く知られていないのだが、ノンフィクション作家として著名な高野秀行氏が体当たりで研究・取材のうえまとまった一冊。各所でレジェンド的な扱いを受けている一冊。ソマリランドという断片的な視点からではあるものの、アフリカの人々の価値観や生活様式、文化・思想も少しずつ伺える良書です。小難しいことはなく、没入できるほどの筆の軽さも、魅力的な本。

世界の辺境とハードボイルド室町時代:高野秀行,清水克行:本

 

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たいへん面白く読みました。

知的好奇心を満たしてくれました。

辺境を取材するノンフィクション作家と日本中世を専門とする歴史学者の対談本。

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出展
室町時代の専門家である清水克行氏、この人も相当おもしろい人で、別の本も読んだことがありますが、軽快なタッチで当時の様子を推し量ることができる深い内容に、私なんぞが浅いボキャブラリーで表現すると「目からうろこ」。さてそんな清水克行氏と、ソマリランドの高野秀行氏が、「室町時代の人々と、ソマリランドの人々、似てるよね」と何かの拍子で意気投合してしまったのだから、これは面白く無いはずがない、というような本が出来上がったわけです。
私達からするとアフリカ人って異次元、異星人に思えてしまいますが、一方室町時代の人々なら当時の野蛮な行為も少しは理解できるところ。日本人の価値観を手がかりに、アフリカ人の思考回路を探る、良書です。

未来予測本まとめ。2050年の世界、日本はこうなる8選

未来本、または未来予測本という人気ジャンルがあります。膨大なデータに裏付けられなければ世に出てこないため、作品数が少なく良作が多いのも特徴。だいたいは日本にとってネガティブな予測が多く、それに備えてどうアクションをしようか思案するところなのですが、読み物としてはSFチックな気分も味わえます。 2050年を中心に2030年~2100年まで、順に見ていきましょう。

2030年世界はこう変わるアメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」:米国国家情報会議,谷町真珠:本

 

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本書の評価であるが、一言でいえば「無難」ということになろうか。人口統計などの動かしがたいトレンドを追っており、また、専門家の知識を動員して、食料、エネルギー、イデオロギー動向などの確からしい動きを積み重ねて予測をしているので、どの予測プランも確からしいと感じる。

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出展
2030年と比較的近い未来の動向を探る中、堅実かつ確実な予測であろうと評されている本書。2030年には世界人口83億人となり、中間所得層が増えるため自動車・日用品は堅調に成長すると見られています。水・食料・エネルギー問題は逼迫しているものの、クリティカルではないような予想。

2033年地図で読む未来世界:ヴィルジニー・レッソン,VIrginieRaisson,田中裕子:本

 

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この本の主役は全体の半分の分量を占める美しい統計図表と地図であり、文章はそれを解説する脇役である。

未来予測の類書では、少数のケースを取り上げることでかえって全体が見えなかったり、誤ったイメージを読者にもたせてしまうこともあるが、本書では、あくまで統計数字にこだわるという基本に徹している点が評価できる。

統計を中心にすると、数表やグラフばかりになり、とっつきにくくなりがちだが、本書のビジュアル表現は、これ以上ないほど美しく、眺めるだけで楽しめるほどである。

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出展
変形サイズの大型本に、美しいグラフィックで飾られた本。これは、Kindkeではなくて実物を本棚においておきたいところ。膨大なデータ、各エリア毎に丁寧に論じられている未来像は、ただグラフィックの美しさにひかれず読み込みたいところ。人口動態としてアジアを中心とした成長、EUは社会保障制度を中心とした崩壊危機の予測などが見物。

2035年の世界:高城剛:本

 

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これを読み終わった後すごくぞっとした。

それはこの本の内容が割と現実的に聞こえたからだ。

デザイナーズベイビー水戦争電気のWiFi化など現段階では信じられないような出来事をこれでもかと挙げていく高城さん。

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英語圏から出ることの多い「未来本」において、異色を放つ高城剛氏の未来本。内容は驚くほどヒントに満ちており、例えば「電気がWiFiになる」「2030年にはニセモノのDNAが出回る」「150歳くらいまで健康でいられる」などが、説得力ある形で論じられます。

2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代:ローレンス・C・スミス,小林由香利:本

 

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原題は『TheWorldin2050:FourforcesShapingCivilization'sNorthernFuture』「2050年の世界:北の未来の文明を形作る4つの力」本書の論旨は簡単である。

地球上で2050年までに発展していくのは、著者がニュー・ノースと名付けたアイスランド、デンマーク領グリーンランド、ノルウェイ、スウェーデン、フィンランド、ロシア、カナダ、アメリカの北部など北極点を囲む北緯45度以北の地域である。

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出展
こちらは全世界的な未来予測ではなく、「北極圏を中心とした新しい経済圏の誕生」という仮説に対する話の展開が中心となっています。エネルギー資源の開発、氷が溶けることによる新しい交通ルートの誕生、など。未来本という位置づけでなくても手に取りたい良書でした。

2050年の世界―英『エコノミスト』誌は予測する:英『エコノミスト』編集部,船橋洋一,東江一紀,峯村利哉:本

 

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雑誌「エコノミスト」の編集部が2050年の世界を予想した本。実際にそうなるかは別にして、予測されている内容と根拠は洞察力に富んでいるものが含まれており興味深い。取り上げられているのは、人口の変化及び人口配当による成長、病気と医療、女性の地位、ソーシャルネットワーク、言語と文化、宗教、地球温暖化、軍事、民主主義、高齢化と国家財政、新興市場、グローバリゼーションとアジア、貧富の格差、イノベーション、バブルと景気循環、科学の進歩、宇宙開発、情報通信技術、といった内容である。

出展
確実に引き起こされよう人口増や食糧問題、また科学の進展などがあるわけですが、本書は、それらを元に「ありとあらゆるトピックスを論じている本」になります。当たる・当たらないというより、論じるべきトピックス自体にもビジネスのヒントが隠れているような、読み物としても得るものが多い本。

2052今後40年のグローバル予測:ヨルゲン・ランダース,竹中平蔵解説,野中香方子:本

 

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未来予測の本はこの2〜3年だけでも4冊程度購入しましたが、これがベストと思います。未来予測では強引に自説に都合の良い解釈をしたり、逆に中立過ぎて参考にならないものが多いのですが、この本の著者は、これまでの経験から恐らく悲観的な将来が避けられないとしながらも、その悪影響を軽減することは可能であると述べている。

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出展
基本的には人口増による資源問題、温暖化による環境破壊、食糧問題などを中心とした予測となっており、「手堅い」と評価できます。ワクワクする本ではないので、楽しい未来本、または知識欲を満たす本を手に取りたければ、前述の「迫りくるニュー・ノースの時代」をおすすめします。しかしながら、貿易および都市計画を含め人口動態が必要になるビジネスに携わっていれば、必読書ともいえます。

2100年、人口3分の1の日本(メディアファクトリー新書):鬼頭宏:本

 

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歴史人口学という学問が、こんなに面白いものとは知らなかった。今までの歴史で、日本に起きた人口減少は必ず「文明の成熟化」 に伴う現象だったと言う。「人口という視点から未来の日本社会の姿を考察」 している。

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来ました、悲惨系の日本の未来の本ですね。この本が発売された当初2011年、当時は民主党政権下ということもあってか、悲観論は多かったものですが、仮に日本の人口が4000万人になった場合のシュミレーションは丁寧に行われており、価値観の変容も新しい気付きに満ちています。

2100年の科学ライフ:ミチオ・カク,斉藤隆央:本

 

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100年後に科学がどこまで発展するのか、一流の科学者でもある著書がノーベル賞受賞者を含む300人の科学者をインタビューした成果をもとに様々な観点から考察をしていきます。

ツカミとして神話から入ったり、文章もおもしろくてスラスラ読めます。

多少難しい内容もありましたが、文系の自分でも読み通すことができました。

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出展
未来本といえば、人口動態を中心とした本が多いのですが、最後にご紹介するこちらは「科学」を中心に未来を論じる本。しっかりとしたインタビューを元に構成されており、ひとりの人間の妄想にとどまらない視野の広さは、ビジネスのヒントも転がっているのでは。わくわくする系の未来予測本です。

3千万、5千万、1億円...年収を思いっきり上げたい人におすすめ「年収本」

「年収本」ってあります。年収3000万円、とか年収1億円!という引きの強いタイトルで、憧れの世界をチラ見しながらキャリアアップのヒントを得ることができる本です。だいたい内容は決まっていて「不動産収入、投資収入を得る」(しいては不労所得を得る)「ビジネスで大成功する」(しいては不労所得を得る)「がむしゃらに頑張る」などに分別されます。 さていくつか年収アップに繋がる本のうち、おすすめの本を紹介します。

お金持ち入門資産1億円を築く教科書:土井英司,朝倉智也,伊藤邦生,ウエスタン安藤,太田創,木村昭二,長谷川嘉哉,畑中学,藤野英人,松崎泰弘,柳澤賢仁,横山光昭:本

 

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資産1億円を築くために本当に何をするかわからない人のための本だと思います。まず家計を管理するところから始まっています。このあたりのイロハが詳しい本だと思います。

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ビジネスブックマラソンで有名な土井氏と、不動産・投資など各業界の売れっ子が集って書いた本。入門編のため、豪華な著作陣と内容の簡単さにギャップを感じる人もいるようですが、レビューをみて自分にふさわしいと思えば、網羅性は間違いない本。

<決定版>年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書:和仁達也:本

 

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このサブタイトルに惹かれて購入しました。

筆者は月額30万円以上のコンサル収入を得ているとのこと。

しかし、この年間報酬3000万円の内訳は、全てが純粋なコンサルタント収入ではなく、セミナー、講座、教材などから得る年間収入も含まれているそうです(序章の終わりに小さく注意書きがされています。

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出展
さてお金持ち入門の後は、年収3000万円を目指してみましょう。この方は10年連続で3000万円以上をコンサルティング事業を中心に達成している方ですが、その内情が割りとオープンに綴られています。コンサルティングが中心ということで、肉体労働で3000万円をキープしてるともいえますね。恐らく、月30万×10クライアント、のような肉体労働ではこの辺りが限界なのでしょうか。

世帯年収600万円でも諦めない!夫婦で年収5000万円になる方法:午堂登紀雄,秋竹朋子:本

 

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夫婦のあり方を考えさせられる本です。

まだ結婚されていない方でも一読の価値あります。

出展
さて次は年収5000万円を目指します。3000万円の人は「コンサルティング」でしたが、次は「家業」です。家業のことを、新しい夫婦の形として取り上げていらっしゃるわけですが、逆に今の時代では新鮮ですね。実は家業ってなかなか儲かるようで。昔から続いている町のお米屋さんの事例では、BtoBを中心に年商2億ありました。

年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人:午堂登紀雄:本

 

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凡人との考え方の違いがよく理解できました。

なるほどと納得することもあり、そこまではできないかな・・。

と思うところもあり。

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出展
年収3000万、5000万とステップアップしてきましたが、次は1億円の話です。この人は、経営者兼個人投資家として、不動産・株式投資・FXなどに取り組まれています。個々それぞれの投資法は他の書籍を当たるべきですが、特に「思考法」にフォーカスされています。ここが、先程までの5000万円迄の人との壁になってくるところでしょうか。

一生かかっても知り得ない年収1億円思考:江上治:本

 

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賛否両論ありますが、私にとってはハッとさせられた本でした。 稼いでる人も特別で高度なことをしているのではなく、まずは当たり前のことを当たり前にしている。稼げない人は、好きなこと、やりたいこと、が自分にはできると誤解している。私も誤解しているとハッとしました。

出展
この人は、保険営業の会社を創業し、ストック型ビジネスによってキャリアアップしている方。この人の人脈に「年収1億円超」が多いとのことで、本の構成としてそれら年収1億円超の人たちの立ち振舞や言動などが収められています。一方、保険営業をブレイクルーさせる体験談は読み応えがあり、自己啓発本、または保険営業の実体験段として手に取ると参考になると思います。

ストックビジネスの教科書:大竹啓裕:本

 
年収本ではないものの、具体的に年収を高めていくにあたって欠かせない「ストック型ビジネス」について丁寧にまとめられています。著者自身が年収10億円ともいわれている、レンタル会議室サービスやレンタルオフィスサービスを手掛ける経営者。ともすると、「年収1億円」までタイトルに付くと自己啓発的な内容も多い中、では実際どうアクションを行うべきか?そのひとつの道標となる書籍です。

まずはアパート一棟、買いなさい!資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意:石原博光:本

 

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利回り15-20%の築古アパートが売りに出ているのなら筆者のやり方で成功できます。

しかし3大都市圏50キロ圏内のアパートは格安物件でも土地値が高く利回りは15%までがほとんどです。

100キロ圏外地方部に行けば20%近くはあるにはありますが、築古物件には修理がつきもので管理会社にまかせて少々修理でぼったくられることを覚悟しないといけません。

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出展
年収3000万、5000万、1億円・・・と書籍を眺めてきましたが、少々実現可能性が見えないな、という方、こちらはいかが。不動産投資は年収1000万円を形成するための確実な道だと思いますが、私自身もまだ手を付けられていません。「成功するってわかってて、でも手が出せない」その原因は、勉強不足でまだリスクを感じるからでもありますが、一方で「年収1億円思考」を読み解くと、要するに案ずるよりも行動が、年収上昇をもたらすともあります。とはいえ、ちょっとこの本は読んでおきたいところ。さて、もう少し不動産を勉強しますかね。。。

飲食店経営者が読みたいノンフィクション・ビジネス書

居酒屋、カフェ、レストランなど飲食店の関係者であれば、座学中心のビジネス書ではなく、やっぱり史実に基づいた起業体験記、本人が明かした熱狂的な体験こそが、血となり肉となるのではないでしょうか。下記厳選7書は、飲食店関係者、経営者、将来独立を考える人ならおすすめできます。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方:坂本孝:本

 

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業界の常識を覆したビジネスモデルを作り上げる過程やロジックを説明してある前半はとても面白いです。

どんなビジネスでも高い粗利率を確保することがいろはの「い」なのにその逆を行く仕組みを軌道に乗せる過程は興味が尽きません。

後半は、社員等の会社や経営陣に向けた決意表明や賞賛、賛辞、謝辞のオンパレードで食傷気味になります。

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出展
「俺のイタリアン」は、奇抜なアイデアで勝ったのではなく、競合の財務諸表分析といった業界分析から見つけた実に堅実な挑戦方法であったことがわかる一冊。

サイゼリヤ革命―世界中どこにもない“本物”のレストランチェーン誕生秘話:山口芳生:本

 

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正垣氏はご自身も40代まで現場で働いているので、綺麗事抜きの経営哲学を持っている。

某マク●ナルドの原●氏にも読ませたい……。

利益第一主義で客や従業員のことは2の次になってしまっている無能な経営者はこれを読むべき。

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出展
サイゼリア、全国に広まりましたが、理念ありきで工夫を創出するタイプのレストランチェーンとして、また他にない事例が備わっています。書籍自体も、しっかりインタビューに基づき丁寧に描かれた力作。

鳥貴族「280円均一」の経営哲学:大倉忠司:本

 

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2013年7月3日、実際に食事をしてみる。

なるほど、活気を呈していました。

みなさまのご活躍を祈りつつ自分の仕事を語れる人は少ないのでは。

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出展
2014年に上場した「鳥貴族」は、実はとてもしっかりした理念主導型カンパニー。実際に鳥貴族にいってみると理念の浸透度、またはさりげない箇所にも一貫した姿勢を感じる様に、すっかりファンになってしまうものです。飲食や小売は、長続きしてほしいなとさりげなく思わせる文化づくりが、成功の秘訣なのでしょうか。

熱狂宣言:小松成美:本

 

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生きる上でのノウハウ、生きる上での活力を貰えた。

そして自分はどんなにちっぽけだったのだろうと見つめ直すキッカケを与えてくれた。

そんな一冊です。

出展
1ブランド(または1ブランドグループ)の突破型であるワタミ、鳥貴族とは対極に、ブランドを多種展開することでリスクヘッジを行う飲食店グループの「ダイヤモンドレストラン」。昨今、ワタミが不調なことを思うと、ブランド多種展開のメリットを感じずにいられません。さてこの本は、ビジネスのヒントを得る本という側面より、病気をカミングアウトしながらエネルギッシュに走り続ける社長からエネルギーをもらう本という位置づけでしょうか。

日本スターバックス物語──はじめて明かされる個性派集団の挑戦:梅本龍夫:本

 

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すごく面白いスターバックス・ストーリーです。

読んでいて、一緒にワクワク、ドキドキを体験できます。

日本のスターバックスという、それまでの日本になかった、まったく新しいコンセプトのお店を、どうやって人々が創っていったか、そして、それを日本に根付かせていったか、ただただ努力だけでなく、それに支えられた運命とか、巡り合わせとか、そういったものも感じさせてくれる非常に面白い壮大な「ストーリー」として読むことができました。

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出展
いまや国内1000店舗、年商1200億円となる「スターバックス・ジャパン」ですが、1992年の段階で、未だアメリカにしかなかった「スターバックス」に手紙をだしたサザビーリーグ社超すごいです。15年後にいまのスタバになっているかもしれない「未上陸ブランド」を、あなたは言い当て、ビジネスに巻き込むことができますか?でも、この本を読んだあとだと、ちょっと出来るようになる気がするんですよね。

すごい朝礼(たった15分の習慣で人生が変わる):大嶋啓介,「元気が出る本」出版部:本

 

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朝礼で日本を変えようとしている居酒屋てっぺんの経営者である大嶋啓介氏の新刊。

解説でイメージトレーニングのパイオニアである西田文郎氏の言葉もあり非常に論理だった本になっている。

ただ元気がよければそれで良いわけではないが、今の日本にとってはある意味、ただ元気がよければそれで良いレベルにも達していないからある意味、論理だっていなくても良かったかもしれない。

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出展
超元気でパワフルな「居酒屋てっぺん」は各所で話題となっていましたが、飲食店がメインではなく「会社の理理念を実現するための手段」であることがなによりもユニークなところ。

青年社長〈上〉(角川文庫):高杉良:本

 

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そもそも飲食産業が嫌いである。

なぜなら働いている人が幸せでないから。

トップだけ幸せな構造を持っている最底辺の産業である。

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出展
飲食店の創業記録を丁寧に描き起こした小説として、この本は外せません。いまは渡邉美樹氏の理念に冷ややかな目で見る向きもありますが、起業を考えている人にとって本の面白さは約束できます。当ブログでも、何度か紹介している書籍です。

【ビジネスマンガ】疑似体験ができる仕事系マンガ9選

仕事意欲に燃えている時、新しい仕事の機会を模索している時。他人の仕事をチラ見できる「ビジネスマンガ」はとても有意義な時間を過ごせます。また、ビジネスマンガとして意識していなかった作品も、「プロフェッショナルな仕事を眺めるぞ」という視点でみたとき、新しい発見にも満ちているもの。

マネーの拳1(ビッグコミックス):三田紀房:本

 

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元ボクシングチャンピオンの主人公が引退後、飲食店を経営しビジネス界でもトップに立とうとする話。

ビジネス成功のコツとは?儲かる商売とは?経営者に求められるスキルとは?などなど自分で店を開きたい人は目を通して損しない作品(になると思う。

まだ1巻なのでわかりませんが)。

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出展
完結済み、全12巻でさくっと読めるのもオススメポイント。いつか起業したい人におすすめの漫画です。「ドラゴン桜」「インベスターZ」でおなじみ三田紀房氏の独特の「トンデモ練習法」によって鍛えられる主人公も見物。

社長島耕作(1)(モーニングKC):弘兼憲史:本

 

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社長島耕作。

大会社を率いる社長のかっこよさをバリバリに押し出してます。

60歳を過ぎ,まわりの登場人物はそれなりに年を取ってるのに不思議にも,主人公だけ40歳そこそこの容姿を保ってます。

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出世街道を突き進む定番漫画ですが、課長・部長・取締役・常務・専務・社長・会長と、それぞれテーマが異なるのが特徴。個人的には「部長編」は、作者の好きな「ワイン」にテーマが偏りすぎてイマイチだった記憶もありますが、取締役以降は王道ビジネス街道となるほか、「会長編」はテーマごとの研究題材が勉強になるため、こちらは単独でもおすすめ。

スティーブ・ジョブズ(1)(KCデラックスKiss):ヤマザキマリ,ウォルター・アイザックソン:本

 

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Apple製品が好きなのでスティーブ・ジョブスは良く知っていますが、原作は読んでいません。

正直、漫画だからという点と、ヤマザキマリだから読んでみたというところが大きいです。

内容云々はさておき、読みやすい漫画です。

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原作の「スティーブ・ジョブズ I,II」も是非読んで欲しいのですが、なにせちょっと分厚いですよね。漫画のほうが手が伸びるなら、それはそれで最高峰の仕事に触れることが出来ます。

カバチタレ!(1)(モーニングKC):東風孝広,青木雄二,田島隆:本

 

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ドラマで知って、この漫画を手に取った。

最初はドラマの印象からきれいな画を期待していたため、4コマ漫画のような画に戸惑ったが、読み進めるうちにすっかり物語にハマり、逆にこの画を好きになった。

法律についてとても勉強になる。

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行政書士は今日では書類作成だけではなく、社会問題のソリューション屋さんのような仕事となっています。弁護士ではなく行政書士だからこそできる範囲とは、すなわち「弁護行為以外の法にまつわる全て」といっても過言ではなく、主には民事のドロドロとした人間関係が描かれています。何巻だったか忘れましたが、生活のために妻を美人局に向かわせ、間男に妻を抱かせる間は車の中で苦しむ夫の話は記憶に残っています。

新ナニワ金融道15(灰原の野心編)(SPACOMICS):青木雄二プロダクション:本

 

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灰原氏はなかなか年を取らないですね。

でも野心を表に出すようになったのはやっぱり老化なのかな?。

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ナニワ金融道も、その道のプロフェッショナルな仕事を楽しむことができる「ビジネスマンガ」。淡々と、独特のタッチで描かれる故人・青木雄二氏、そして青木雄二プロダクションの作品は、いつ見返してもどのページからでも面白いですね。

バクマン。1(ジャンプコミックス):大場つぐみ,小畑健:本

 

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中学生二人が、それぞれストーリー・作画を分担して、二人でジャンプ漫画家になろうと頑張る話。

文字が多いですが、他では読めないようなジャンプ編集部の裏事情(どこまで本当かはわかりませんが)など興味をそそられるような内容も多くあり、ジャンプ漫画家という職業に興味のある方は読む価値はあると思います。

主人公たちの性格はある部分で極端に現実的で、ジャンプの典型的な主人公みたいなのが好きな方は少し抵抗を覚えるかもしれません。

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「デスノート」2人組が描く漫画家を目指す2人の話「バクマン」。漫画家って一人が書くイメージがありますが、デスノートを始め絵とストーリーを別々の人が担当することで高クオリティな作品を提供する2人組、大場つぐみ氏、小畑健氏。この2人が、漫画の中でも「2人組でで漫画界のテッペンを目指す」のですから、2人しか知らないプロフェッショナルが描かれています。個人的にはデスノートの絵柄が好きだったので、小豆ちゃん好きですよ。

重版出来!1(ビッグコミックス):松田奈緒子:本

 

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この作者のマンガ初めて読みました。

どこか水墨画の様なタッチで力強く、作者の呼吸が感じられるような線が心地良いです。

激押しされてるだけあって面白いですが、いくつか引っかかる点が・・・まず社長の立志伝的なエピソードは何か新興宗教の勧誘マンガみたいで居心地が悪いです。

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「重版出来」とは、出版業界においてヒット作を生み出すこと。その過程を丁寧に描いた作品は、現在6巻まで続いている連載中・現役の漫画ですが、2巻目までの段階で日経新聞の「ビジネスマンガランキング」で1位を取っています。ビッグコミックスで読んだことがあるのですが、私も改めて手に取ることにします。

グラゼニ(1):森高夕次,アダチケイジ:本

 

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日本で一番メジャーなプロスポーツ、何と言ってもそれは野球。

試合の結果や有名選手の動向は、毎日朝晩のニュースでも目にしますし、ドラフトやら契約更改やらのたびに、選手の年俸に度肝を抜かれる人も多いはず。

しかしその、一見高額な年俸の裏には……という、テレビ画面からは見えない、プロ野球のシビアな現実を描いているのがこの漫画。

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高年俸がイメージ強いプロ野球ですが、逆に最低水準の年俸のまま引退するプロ野球選手、または数億円をもらいながら「孤独」「高プレッシャー」に悩むプロ野球選手を、疑似体験してみませんか。

大東京トイボックス(1)(バーズコミックス):うめ:本

 

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ゲーム業界を描いたスポ根?とでも言いましょうか。

週刊モーニングで連載されていた東京トイボックスの続編です。

掲載雑誌もコミックバーズに移りました。

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ゲームクリエイターって憧れませんか?私もスキルは皆無ですが、いつかやってみたい憧れの職業のひとつ。しかしながら現実は甘く内容で、生み出す過程の苦悩や挫折、その先にあるブレイクスルーの過程を楽しむことができます。

株投資の初心者におすすめしたい5冊の本

私も株式投資は嗜む方で、デイトレートに挑戦したこともあれば、現在はある1銘柄をガチホールド中ですが、このアベノミクス相場において通算成績は悲惨な様です。欲との戦い、すなわち自分との戦いが主な「投資」の世界で、先人たちが考えていることを、もう少し早く理解できていれば。なお、短期投資から長期投資、ファンダメンタルズからテクニカルまで、いくつか分散してピックアップしています。

デイトレード:オリバーベレス,グレッグカプラ,OliverVelez,GregCapra,林康史,藤野隆太:本

 

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まず、この本は投資テクニック本では無いということです。

訳者によると、この本は2部構成の内の第1部で『心構え編』で、第2部は『スキル編』なのだそうですが、その内容がアメリカのことばかりで日本人には馴染みがないと判断したため割愛したそうです。

よって、投資テクニックを求めている方にとっては満足できない内容かもしれません。

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「デイトレーダー」とは、特に仕事に疲れた時などになかなか憧れる職業でありますが、その前提条件や心構えがわかります。主には、誰が相場の主役なのかという話と、冷静沈着に判断しようという話です。なお、英語版のほうでは「テクニック編」が収録されているのですが、こちらには無いので、「心構えの話である」と認識の上手にとっていただければと思います。

敗者のゲーム〈原著第6版〉:チャールズ・エリス,鹿毛雄二:本

 

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資産運用の世界は無数の優秀なプロが競い合うようになり「勝者のゲーム」から「敗者のゲーム」に変わってしまった…。

「勝者のゲーム」は勝つための行動が勝敗を左右するゲームであり、「敗者のゲーム」はミスに勝敗が左右されるゲームです。

いかにして負けないようにするか?そこでインデックス投資が提案されています。

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出展
個人投資家のための本です。自分の資産を守るための方法が提示されており、個人的には、投資で失敗する前に読んでもイメージが湧きにくいとは思った(どちらかというと、身を焦がす失敗をするほど、共感するというか)のですが、とはいえ過去の自分に会えたら無理やり読ませる本ですね。

投資バカの思考法:藤野英人:本

 

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投資関連書籍を数十冊程度読んでいくと著者との相性が合うものと合わないものが出てきます。

そうした判断は悪く働くと自分が見たいものを探すだけになってしまいますし、合わないものの中にも正しい物の見方があります。

自慢話(偶然儲かっただけの著者)や利益誘導(あやしげな投資ファンドへの誘いが最後の章に詳しく掲載される。

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出展
今やカリスマファンドマネージャーとして知られる藤野英人氏の著作ですが、「投資テクニック」ではなく「投資の考え方・視点」を提供してくれる機会が多く、また読みやすいのも嬉しいところ。

投資家が「お金」よりも大切にしていること(星海社新書):藤野英人:本

 

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ひふみ投信の藤野さんの著書。

思わずうなってしまう良書。

投資家というよりも、人間としてのあるべき姿を説いているようにも思う。

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出展
藤野英人氏の本2冊目の紹介ですが、最終的に投資家は何を考えているのか?この方は機関投資家という役割を持つ人であり、個人投資家とはまた違うとは思うのですが、それでも投資の中に人間性を求めようとする姿勢は、冷徹・冷静を求められる(というイメージを持っていた)投資の世界に置いて、救いになる本でした。

賢明なる投資家-割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法:ベンジャミングレアム,土光篤洋,BenjaminGraham:本

 

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ウォーレン・バフェットの師匠の著作です。

本書が世に出たのは1949年であり、その後半を重ねて世界中で読み継がれています。

著者のシンプルでオーソドックスな投資哲学が紹介されています。

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出展
さて最後に紹介するのは古典のような本ですが、手に取らずに投資をすることがいかに危険か、今ならわかります。例えるなら自動車を運転するときに、バックミラーとサイドミラーが無いような感じか。(例えがあってるかどうか・・・)内容としては高度な部分もあり、投資をする前に見てもちんぷんかんぷんかも。ぜひ、投資をしながらでもいいので、触れて欲しい一冊。